転職面接で際どい質問をされた時の返答の極意 反対処理の考え方を知る

アイキャッチ画像21 面接のノウハウ

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面接においては、予想外のことが起こりえます。

せっかく準備した転職理由や志望動機に対するストレートな質問が来なかったり、

自分が予想もしなかった質問をされてたじろいでしまった経験はないでしょうか。



うまく答えられたかどうか、面接官のその場の反応だけでは判断がつかず、

そのことが気になって他の質問をされてもしどろもどろになってしまう…。

私も何度もそのような経験をしてきました。



しかしそれは日常の顧客とのやり取りでも同じことが起こりえます。

いわば面接は、

予想外のことが起こった時にあなたがどのように立ち振る舞うのか

テストされる場でもあると思っています。



今回は、面接で際どい質問をされた時の返答の極意について解説していきます。



以下にあてはまる方は、ぜひ最後までご覧ください。

こんな人に読んでほしい
  • いつも面接官からの質問にうまく答えられなくて、面接がトラウマになっている
  • 可能ならば、面接でどんな質問が来ても良いように準備しておきたい



この記事を読むと、面接中に際どい質問を受けても今までよりも冷静に対処できるようになります。

大まかに分けると、面接官から飛んでくる質問の種類は以下のように分けられると考えています。

面接官から飛んでくる質問の種類
  • 興味本位の質問
  • 確認の意図での質問
  • 反対する意図での質問



また、際どい質問に対する返答の極意は以下のようにまとめられます。

際どい質問に対する返答の極意
  • 返答の極意その1:返答に困ったら復唱・意図の確認を徹底すべし
  • 返答の極意その2:答えているようで答えていない返答をすべし
  • 返答の極意その3:徹底して準備すべし



それぞれの質問の種類の特徴を知って、適切な対処をしていきましょう。

面接官からの質問への対策



面接に限らず、自分の考えを相手に伝えるとそれに対する質問が飛んできます。

しかしそれは考えてみれば当然のことです。

会話はよくキャッチボールに例えられるように、双方をよく知るための手段です。

ところが面接においては少しその事情が違うようです。

むしろ面接の場においては、

双方同じ立場であることよりも、終始相手(面接官)主導で進められることがほとんどです。



私は面接をよく野球のピッチャーとバッターに例えて話します。

ピッチャーが面接官で、バッタはーあなたです。



さああなたは、バッターボックスに立ちました。

ピッチャーから飛んでくる球を見極めてなんとか打ち返さなければなりません。



となると、ピッチャーがどんな球を投げてくるのか、必ず事前に分析をすると思います。



この記事では、面接官(ピッチャー)が投げてくる質問(球)をどのように返すべきなのか

質問の種類ごと(球種ごと)に打ち返し方を解説していきます。

面接官の質問の種類



これまで4回の転職+新卒の就職活動を経て、

恐らく100社近くの会社の面接を受けてきて感じるのは、

面接官から飛んでくる質問には、大きく分けて3つのパターンがあるということです。

パターン①興味本位の質問

このパターンの返し方はとてもシンプルです。

なぜなら単純にあなたの話に興味を持って質問してきてくれているわけなので、

聞かれたことに答えてあげましょう

あなたの返答に対して更に深掘りの質問をされることもありますが、

冷静に返答してあげれば、面接官も満足してくれるでしょう。

少し余裕があれば、具体的にどのような点に興味を持ってくれたのか確認しておくと、

後々の質問でその面接官が気にするであろうポイントを把握することができます。



パターン②確認の意図での質問

あなたの返答に少しわかりにくいところがあったり、

面接官にも予備知識がないためあなたが発した言葉の意味を確認したい時に飛んでくる質問です。

この場合は、可能であればどの部分が分かりづらかったのか面接官に確認をし、

面接官の疑問を解消してあげる動きが必要です。

この場合は、面接官も決してあなたの意見を否定しているわけではなく、

あなたのことをもっと知りたい」と思っての行動であるということを

理解しておきましょう。そうすれば、冷静に対処できます。



パターン③反対する意図での質問

これは少し厄介な種類の質問です。



ごくごく稀なパターンではあるのですが、

あなたの返答に対して修正を加えてきたり異議を唱えてくるパターンです。



面接官もその業界ではあなたよりも先輩である可能性が高いです。

その場合、まだ業界に詳しくないあなたが、

その業界について少し知識がある素振りを見せると、

その考えを正そうという考えが働くようです。

この場合は、間違っていた部分を素直に謝るのも手ですが、

後述するような回答の仕方で切り抜けることも可能です。



質問の種類別 返答の極意



これまで解説してきた質問に対する返答として、以下のような方法が効果的だと考えています。

以下に記載の極意はこれまで解説してきたどんな種類の質問にも共通する考え方になりますので

ぜひうまく組み合わせて使っていただくことをオススメします。



あくまで私がこれまで100社以上の面接を受ける中で実践し、

面接官の納得を得てきた方法であるため、

万人に当てはまるかどうかは定かではないことをご了承ください。

返答の極意その1:返答に困ったら復唱・意図の確認を徹底すべし

面接における質問への返答の仕方のポイントは、

面接官の意図にあった回答をすることです。

実は、それ以外でも以下でもないと思っています。これさえできれば面接は通るとも思っています。



面接官の態度に威圧されて何も確認せず的外れな返答をするよりも、

ちゃんと質問の意図を確認した上で返答をしてくれる方が10倍印象は良いです。



何よりも、ただ質問を受けて返す、という相手(面接官)主導の流れ

自分から質問して相手に返してもらうという自分主導の流れに切り替えることができるので

あなたも一度落ち着いて返答を考えることができます。



なので、質問を受けたら一度その質問を復唱し、

質問の意図を確認するということを一つのルーティーンにしてしまいましょう。

▼返答例

面接官
面接官

あなたの叶えたいことは企画職として営業が提供するサービスを作り上げていくことだと伺いましたが、それは今あなたがいる会社では叶えられないのですか?

あなた
あなた

はい。今の会社では自分のやりたいことが叶えられないのか、ということですね。

それは、自社でも叶えられそうだから転職する必要はないのではないか、というご質問であるという理解でよろしいでしょうか。(この間に返答を考える)



返答の極意その2:答えているようで答えていない返答をすべし

ぱっと見どういうことか分かりづらいと思います。

これは人によっては不誠実だと捉えられかねないので賛否両論ありそうなのですが、

要するに聞かれたことに全部答える必要はない、ということです。



質問によっては、「そこついてくるか…」という内容も当然飛んできます。

私の経験上、転職理由などに対するツッコミが一番返すのがきつかったのですが、

本音は年収アップなどを目的とした転職で、建前として違う理由を伝えていたとします。

鋭い面接官はそこをついてくることがあります。

それに対して、本音はうまく隠しながら、一応の回答をするというようなイメージです。

▼返答例

あなた
あなた

御社を志望する理由は、業界で最も早くFinTech*(フィンテック)の領域に事業展開をされているからです。

そのため、経験豊富な人材が多く在籍されており、彼らの経験から学び、自らの経験を共有することでその領域における自身の専門性を確立していきたいと考えています。

面接官
面接官

ありがとうございます。ただあなたの経歴やこれからやりたいことを聞いていると、我々のいるような業界への転職は少し唐突であるような気がします。

何か他の理由があるのではないでしょうか?例えば、収入を上げたいという気持ちからまずはそうした会社を受けている、といった理由もあったりするんじゃないですか?

あなた
あなた

なるほど。ありがとうございます。

確かにXX(面接官)さんが仰るように、業界として比較的収入が高いことも承知しています。


しかし私は今後FinTechの領域における第一人者になっていきたいという気持ちがあるため、その領域のトッププレイヤーである御社で活躍していきたいと思ったのが今回御社を志望している一番の理由です。(収入を上げたいという本音を引き出そうとする質問には答えていない)

*FinTech(フィンテック):金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、金融サービスと情報技術を結びつけたさまざまな革新的な動きを指す。(日本銀行HP参照:https://www.boj.or.jp/about/education/oshiete/kess/i25.htm#:~:text=FinTech(フィンテック)とは、金融(Finance),な動きを指します%E3%80%82

返答の極意その3:徹底して準備すべし

言うまでもありませんが、面接対策は徹底して行うべきです。

スポーツでも、練習でやっていないことは本番でいきなり出ることはありません。

外資系金融の営業だった時代にもよく言われたのは、「準備が8割」だということです。

面接でどんな質問が飛んでくるのか、

これまで解説してきた種類に分けていくつか想定しておきましょう。



特に用意しておくべきは、反対の意図の質問が飛んできた時の対策です。

私はこれを「反対処理」と呼んでいます。

「Aと言えばBと言われるだろう。だからこの回答を用意しておこう。」という具合に、

いくつかパターンを作っておきます



慣れてくるとどの質問にも応用できるので、

私の場合はノートやメモなどにいくつかパターンを想定して何度もロープレするようにしていました。

返答の仕方もパターンかできれば、自分の中でのようなものが出来上がってきて、

事前に想定していなかった質問にも難なく対応できるようになってくるでしょう。

まとめ:面接官から飛んでくる質問の種類を把握して、面接中に際どい質問を受けても冷静に対処しよう



このように、面接官からの質問の種類を把握しておけば、

ピッチャー(面接官)が投げかけてくる球種(質問の種類)を瞬時に見切って、

ああ。この質問はこの意図で投げかけられているな。であればこういう打ち返し方をしよう。

と冷静に対処できるようになります。

営業職としての経験上、これは面接の場面に限った話ではないと思っていますので

普段顧客と接している時にもこのことを念頭に、打ち返しの訓練をしてみると良いかと思います。

今回、面接官から飛んでくる質問の種類は以下のように分けられることを解説してきました。

面接官から飛んでくる質問の種類
  • 興味本位の質問
  • 確認の意図での質問
  • 反対する意図での質問



また、それに対する返答の極意を以下のように解説してきました。

際どい質問に対する返答の極意
  • 返答の極意その1:返答に困ったら復唱・意図の確認を徹底すべし
  • 返答の極意その2:答えているようで答えていない返答をすべし
  • 返答の極意その3:徹底して準備すべし



それぞれの質問の種類に対する打ち返しの仕方を知って、面接中でも冷静に対処しましょう。



あなたが面接のために準備してきたこと、伝えておきたいことをしっかりと冷静に伝えることができ、

納得のいく内定を勝ち取られることを祈っております。



今回は以上となります。ありがとうございました!!


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